2023年12月22日
研究室の大掃除を行いました。昨年は都合により大掃除が出来なかったため、今年はややタフな大掃除となりましたが、学生達の活躍により実験室が見違えるほど奇麗になりました。新年度は新たな気持ちで実験が始められそうです。
また夜は騎射場で忘年会を行いました。毎年恒例のクリスマスプレゼント交換会(今年のテーマは青色)もあり、サプライズのお祝いありと大盛り上がりの夜となりました。今年も1年お疲れさまでした。
2023年12月18日
国際シンポジウム「Modern Aquaculture International Symposium」にて塩崎が口頭発表を行いました。今回の発表では、養殖業における社会性行動制御の重要性、およびNPYノックアウトゼブラフィッシュを用いた社会性改善飼料添加物の評価について報告しました。
2023年12月10日
宮崎市で行われた日本水産学会九州支部大会にて、本研究室の舘野、鸙野、辻が口頭発表を行いました。
舘野は魚類の社会性の新規評価方法について、鸙野は焼酎粕発酵物の機能性、辻はNeu1-KOゼブラフィッシュの行動変化のメカニズム解析についての発表を行い、会場から多くの質問を受けました。
また、舘野が学生優秀発表賞、私たち研究室とコラボしている国分高校のグループが高校生優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます。
2023年12月7日
神戸市で開催された日本分子生物学会にて、本研究室の兵頭、山手、池田が発表を行いました。
兵頭と山手はそれぞれカラシン目Neu4シアリダーゼの生理機能に関するポスター発表を、池田はシアリダーゼが睡眠行動に与える影響についてポスター発表を行いました。なお、兵頭はサイエンスピッチでもプレゼンテーションしました。多くの方々から質問や助言をいただき、ますます研究が発展しそうです。
2023年11月22日
湖南農業大学からの研究生の陳さんのウエルカムプレゼンテーションを行いました。陳さんからは湖南農業大学や彼女の修士論文研究の内容について説明いただき、日本人学生から多くの質問が出ました。
また日本人大学院生も自身の研究内容について英語でプレゼンテーションを行い、互いの理解を深めることが出来ました。
2023年11月2日
騎射場にて塩崎研3年生5名と外国人研究生の歓迎会を行いました。研究室に配属されて1カ月が経過しており、他のメンバーとも既に打ち解けてはいましたが、初の飲み会ということでいつもと違った一面が見れたと思います。新メンバーの今後の活躍が楽しみです。
2023年10月25日
塩崎研究室の研究生として、中国の湖南農業大学からChen Xiaoyingさんが来日しました。塩崎研にて1年間、御類の糖鎖分解酵素に関する研究を行います。2年連続の中国からの留学生ということで楽しみです。よろしくお願いします。
2023年10月21日
第13回鹿児島神経科学研究会が桜ヶ丘キャンパスで開催され、塩崎が「ミクログリアのリソソームエクソサイトーシスによる不安制御」について発表を行いました。
神経科学の専門家が集う研究会での発表でしたが、多くの質問をいただき活発な討論を行うことが出来ました。ありがとうございました。
(写真は懇親会後の集合写真)
2023年10月4日
研究生として塩崎研で1年間研究を行ってきた李さん(華中農業大学)が無事に留学期間を終えて帰国することになりました。
この日は1年間の研究成果についての発表会を行い、昼は鹿児島料理で送別会を行いました。帰国後も研究を続けるということですので、国際学会などでまた会えるのが楽しみです。再見!
2023年9月20日
熊本県立熊本北高校の学生42名がSSH(Super Science High school)事業で鹿児島大学水産学部を訪問しました。
学生たちは複数の班に分かれて研究室訪問を行い、このうち男子学生6名のグループが塩崎研究室を訪問し、培養細胞実験やゼブラフィッシュ、免疫組織染色などを用いた研究について大学院生より説明を受けました。
2023年9月16日
鹿児島大学で開催された第8回ユニーク会研究会に本研究室M1 の山手がポスター発表を行いました。
ユニーク会は、特徴的な形質をもつ『少数派実験動物』を研究素材とする若手研究者が中心となり『個々の研究材料に適用可能 な先端的アプローチを学び、各々の学術的背景を生かした共同研究や、新しい学術領域の構築を促進する』ことを目的として、2015年に発足した有志の研究会です。
今回のポスター発表では、メキシコの暗闇の中で生息するケーブフィッシュの飢餓耐性とNeu4シアリダーゼの関係についてin vivoとin vitroの両面からの解析結果を報告しました。まだ謎が多い魚ではありますが、いただいたアドバイスを元にして研究を進めて行きます。
2023年9月12日
秋の学会シーズンの壮行会も兼ねて、研究室で久しぶりにBBQを行いました。コロナで長らく中断しており、今回はなんと4年ぶりの開催となってしまいました。屋外での火おこし、食事の準備などいつもとちょっと違うラボイベントで、テンション高く楽しむことができました。これで学会シーズンも乗り越えられそうです。
2023年9月7-9日
鳥取市で開催されました第42回日本糖質学会年会にて、M2の兵頭が口頭発表(優秀講演賞第二次審査)、研究員の池田とM1の石井がポスター発表を行いました。
どの発表に対しても多くの質問をいただき、有意義なディスカッションをすることができました。ありがとうございました。
2023年9月1日
本研究室の塩崎一弘准教授が教授に昇任しました。研究内容や体制はこれまでと変更ありません。引き続きよろしくお願いします。
2023年8月8日
本研究室の論文「Glucosyl hesperidin exhibits more potent anxiolytic activity than hesperidin accompanied by the attenuation of noradrenaline induction in a zebrafish model.」がFrontiers in Pharmacology誌に受理されました。
柑橘類に含まれるフラボノイドの1つであるヘスペリジンには、抗不安作用などの機能性があることが知られていますが、水溶性が低いためにその効果が減弱してしまう問題がありました。本論文では、このヘスペリジンにグルコースを1分子付加したグリコシルヘスペリジンがヘスペリジンの抗不安作用を劇的に向上させることを、ゼブラフィッシュを用いた評価系により明らかにしました。株式会社林原との共同研究です。
Nishida, T., Horita, C., Imagawa, M., Hibarino, M., Tateno, S., Kubo, Y., Kawabe, M., Morishita, N., Endo, S., Shiozaki, K.
Glucosyl hesperidin exhibits more potent anxiolytic activity than hesperidin accompanied by the attenuation of noradrenaline induction in a zebrafish model.
Front. Pharmacol. 14, 1213252. 2023.
2023年8月5日
鹿児島大学水産学部のオープンキャンパスが開催されました。塩崎研究室ではポスターを使った研究内容の説明、ゼブラフィッシュやケーブフィッシュの展示、ゼブラフィッシュ行動試験のデモを行いました。
久しぶりフルのオープンキャンパスでしたが、多くの高校生や保護者の方にご来場いただき、大盛況で終わることができました。いつか将来、下荒田キャンパスでお会いしましょう!
2023年8月1日
塩崎研究室の紹介動画をYouTubeにて公開しました。高校生や一般の方にも分かりやすいよう、専門用語を省いて分かりやすく説明しています。研究室の学生さん達の力作をぜひご覧ください。
この動画は、今週末(8/5)に行われるオープンキャンパスでも食品生命科学分野のブースにて流れる予定です。お楽しみに!
リンク:
塩崎研究室紹介動画 (YouTube)
2023年7月28日
ドイツからの短期留学生のJASON DAVID NOTHWANGさんの送別会を研究室で行いました。研究室の学生さんたちが彼の日本生活をしっかりサポートしてくれました。この日は研究室の中間発表も行われたこともあり、大盛り上がりの夜でした。
2023年7月25日
塩崎が国分高校にて研究指導を行いました。前半は2年生の研究チームの研究プレゼンテーションへの質疑応答と塩崎研究室の研究内容紹介を行い、後半では国際発表を控えた3年生チームのプレゼンテーションの指導を行いました。
大学生顔負けの研究内容でこちらも大変刺激を受けました。今後の活躍が楽しみです。
2023年6月16日
梅雨の合間を狙って研究室メンバーで暑気払い(ビアガーデン)に行ってきました。屋外で焼肉を楽しみながらビールを飲むというスタイルで、心身共にリラックスできました。今は学会のエントリーシーズンですが、これで何とか乗り切れそうです。
2023年5月17日
本研究室の論文「 Comparative study of the effects of the three kinds of Kampo-hozai: Ninjinyoeito, Hochuekkito, and Juzentaihoto on anxious and low sociability behavior using NPY-knockout zebrafish. 」がFrontiers in Pharmacology誌に受理されました。
漢方薬のうち、体力や気力などの生体のもつエネルギーが低下したときに不足したものを補い、病態を回復させる方剤を補剤と呼びますが、その使い分けについてはエビデンスは十分ではありませんでした。本論文では、人参養栄湯、補中益気湯、十全大補湯の抗不安効果と社会性改善効果をNPY-KOゼブラフィッシュを用いて比較し、人参養栄湯が最も強い効果を示すことを明らかにしました。
Kawabe, M., Nishida, T., Takahashi, R., Inui, A., Shiozaki, K. Comparative study of the effects of the three kinds of Kampo-hozai: Ninjinyoeito, Hochuekkito, and Juzentaihoto on anxious and low sociability behavior using NPY-knockout zebrafish. Front. Pharmacol. 14, 1168229, 2023
https://doi.org/10.3389/fphar.2023.1168229
2023年4月18日
本研究質の論文「Elucidation of the mechanism of nuclear localization of Mexican tetra Neu4 via bipartite nuclear localization signal and less conserved regions.」がBiochimie誌に掲載されました。
脊椎動物の中で、なぜスズキ目とカラシン目のシアリダーゼNeu4だけが核に局在するかを解析しました。その結果、核移行シグナルだけでなく、低保存性領域の連続するSer/Thrがその核局在に必要であることを突き止めました。修士2年の兵頭君が中心になって行った研究です。
Hyodo, T., Honda, A., Yamate, S., Kubo, Y., Komatsu M., Shiozaki, K. Elucidation of the mechanism of nuclear localization of Mexican tetra Neu4 via bipartite nuclear localization signal and less conserved regions. Biochimie. 212, 123-134, 2023
https://doi.org/10.1016/j.biochi.2023.04.012
2023年3月23日
鹿児島大学卒業式が行われ、本研究室からは3名の学部学生が無事に卒業することができました。コロナ禍のために大変な学生生活や研究活動であったと思いますが、その困難を乗り越えて無事に卒業できたことはとても立派だと思います。この経験を生かして社会でも頑張ってください。
2023年3月18日
姫路市で行われた第96回日本細菌学会にて、本研究室の塩崎が口頭発表を行いました。
この学会では様々なワークショップが企画され、活発な討論が行われました。塩崎は「バイオリソースを用いた感染モデルの構築」のワークショップにて、Neu1欠損ゼブラフィッシュの細胞内細菌感染モデルの研究成果を発表し、多くの方から質問をいただきました。ありがとうございました。
2023年3月13日
鹿児島大学連合農学研究科の学位論文授与式が行われました。本研究室からは、博士課程の池田と河辺の2名が博士号を授与されました。塩崎研にとって5人目・6人目のPhDホルダーの誕生です。
博士号を取得するまでは色々と大変な苦労もあったことと思います。立派な研究成果をあげて博士号を手に入れた経験はこれからの研究生活できっと役に立つはずです。今後のご活躍を祈っています!
2023年2月28日
九州大学百年講堂で開催されました「第10回TR推進合同フォーラム・ライフサイエンス技術交流会」にて、本研究室の塩崎がポスター発表を行いました。
本フォーラムは、医療分野における各研究者のシーズについて、企業や他大学の研究者に情報提供することで、新しい産学連携を構築するのが目的です。本研究室からは、「NPY-KOゼブラフィッシュを用いた抗不安薬、および社会性改善薬の評価系の提供」について話題を提供しました。
本研究室のシーズに興味のある企業や他大学のみなさん、ご連絡をお待ちしております。
2023年2月24日
理化学研究所(理研)研究開発本部から、本田晃伸先生をお招きし、「魚類糖鎖の新規分解酵素の発見とその生理機能」のタイトルでご講演いただきました。
魚類の糖鎖代謝系については、哺乳類と異なる経路も明らかになってきており、本田先生からは最新の知見から水産業への応用の可能性まで幅広くお話しいただきました。ありがとうございました。
※本田先生は、塩崎研にて2年前に学位を取得した卒業生です
2023年2月16日
食品生命学分野の卒論発表会が開催されました。本研究室からは、西田・石井・土井の3名が1年半の研究成果について報告し、発表後の質疑応答も立派に終えることができました。
夜の卒論発表会打ち上げでは、最も優れた発表を行った塩崎研メンバーに贈られる「優秀賞」が石井さんに授与されました。おめでとうございます!
2023年1月24日
博士課程3年生の池田さんの博士論文公開審査会が開催されました。Neu1ノックアウトゼブラフィッシュを用いた新規情動制御メカニズムの解明に関する研究について、立派な発表を行いました。順調にいけば、塩崎研6人目の博士号取得者の誕生です。今後の活躍が楽しみです。
2023年1月19日
博士課程3年生の河辺さんの博士論文公開審査会が開催されました。うつ病モデルゼブラフィッシュを用いた漢方薬人参養栄湯の抗不安・社会性改善効果に関する研究について、立派な発表を行いました。順調にいけば、塩崎研5人目の博士号取得者の誕生です。今後の活躍が楽しみです。
2023年1月17日
昨年に引き続いて、国分高校の1年生を対象に「水生生物のDNA解析」に関する研究指導を行いました。今回はエビゲノムDNAを鋳型にしたPCR、電気泳動による遺伝子型の区別の方法を指導しました。今後は、対象とする水生生物の種類を増やし、その分布について解析を進めて行く予定です。高校生たちの頑張りに期待です!
2023年1月7日
宮崎市で開催された令和 4 年度日本水産学会九州支部大会にて、本研究室の兵頭、土井、石井が研究成果を発表しました。
兵頭はカラシン目およびスズキ目Neu4の核局在メカニズムについて、土井はNeu1遺伝子欠損が及ぼす魚類社会性の変化、石井は非免疫細胞におけるNeu1欠損によるバクテリア感染防御メカニズムについての報告です。3名とも初めての口頭発表ということでやや緊張していましたが、他大学の先生方と有意義な討論を行うことができました。今後の発展に期待です。
また、兵頭が優秀学生発表賞に選ばれました。おめでとうございます!
2022年12月20日
本研究室の塩崎が、国分高校の1年生を対象に「水生生物のDNA解析」に関する研究指導を行いました。
初めてのDNA実験ということで、マイクロピペットの使い方から実験器具の使用方法まで基本的なところから入りましたが、最後はエビからのゲノムDNAの抽出まで自分たちで行えるようになりました。
今後も継続して国分高校への研究指導を続けていきます。目指せ、論文化!
2022年12月19日
新型コロナ流行のために通常の忘年会は断念し、その代わりとしてサンロイヤルホテルにて昼食会、続いて研究室バドミントン大会を開催しました。
今年初の試みとして、食事会ではラボメンバーによるプレゼント交換会も行われました。バドミントン大会では、久しぶりに体を動かしてストレス発散となったようです。良い研究のためには、よく食べて遊ぶことも重要です!!
2022年11月30日
幕張メッセで開催された第45回日本分子生物学会年会にて、本研究室の塩崎、池田、河辺の3名が発表を行いました。
塩崎はワークショップにて「シアリダーゼの情動制御とヒト疾病の関連性」、池田と河辺はポスター発表でそれぞれ「Neu1シアリダーゼノックアウトゼブラフィッシュの情動異常メカニズムの解明」「漢方補剤3種の情動不安改善効果の比較」の各テーマにて、研究成果を報告しました。多くの方からご質問をいただき、充実した討論が出来ましたこと、感謝いたします。
2022年11月18日
本研究室の池田が、「国際ソロプチミスト鹿児島女性研究者賞」を受賞し、城山ホテルにて授賞式が行われました。
国際ソロプチミストは、女性の教育へのアクセスの活性化や挑戦を支援する団体であり、社会人博士課程の学生として立派な研究成果を上げているということで選んでいただきました。
リカレント教育(学び直し)は性別や年齢に関係なく、誰にでも挑戦する権利があります。研究の道は決して楽ではありませんが、本研究室の池田のようにチャレンジしたい熱い思いを持った方を塩崎研は待っています。
(写真左端が池田さん。ラボメンバーと記念写真)
大学のホームページでも紹介されています。
鹿児島大学ホームページ
【連合農学研究科】ソロプチスミスト鹿児島女性研究者賞を受賞!
鹿児島大学水産学部ホームページ
池田麻美さん(連合農学研究科3年)が国際ソロプチミスト鹿児島・女性研究者賞を受賞しました
2022年11月16日
「黒糖焼酎・奄美の食・健康」をキーワードに活動されている「奄美黒糖焼酎女子倶楽部」さんとの打ち合わせのため、本研究室の塩崎が奄美に行って来ました。
本研究室と「奄美黒糖焼酎女子倶楽部」とは、鹿児島県の新産業創出ネットワーク事業の同じワーキンググループメンバーです。奄美の黒糖焼酎を盛り上げるため、微力ながら塩崎研も頑張ろうと思います。
2022年10月24日
10月より研究室に配属となった3年生と中国人留学生の李さんの歓迎会を天文館で行いました。新メンバーが加入して3週間、先輩たちの実験室で見せる雰囲気と夜の雰囲気が違うことに気が付いたことと思います。この会をきっかけに、ラボの団結が強まることを期待しています。
2022年10月21日
研究室ゼミの外部講師として、農学部博士課程3年の鶴留奈津子さん(加治屋研究室)に「桑茶の健康機能性研究」についてのご講演をお願いしました。
他の研究室の大学院生の研究を聞く貴重な機会でしたが、3年生も含めて学生達から多くの質問が出て非常に有意義なゼミになったと思います。塩崎研の学生も刺激を受けたようです。
2022年10月19日
中国の華中農業大学の李文翰さんが研究生として塩崎研のメンバーに加わりました。これから1年間、共に研究に励むことになります。ようこそ!
(写真左。右は本研究室M1の兵頭)
2022年10月3日
今年度も後期に突入し、塩崎研には3年生の6名が新メンバーとして加入しました。さっそく卒論テーマが決定し、平日の午後はガッツリ研究モードに入っています。優秀な学生さんばかりですので、今後の活躍が楽しみです。
9月29日-10月1日
大阪大学で行われた日本糖質学会年会に、本研究室から3名が参加しました。D3の池田は「Neu1欠損が魚類情動行動に与える影響」について口頭発表を、M1の兵頭は「核局在型シアリダーゼの生理的意義の解明」についてポスター発表を行い、活発な討論をすることができました。
また本研究室OBのメンバーであり、魚類シアリダーゼの先駆者でもある本田や龍園も学会に参加してくださり、最近の研究の進捗について報告することができました。来年は鳥取が会場となります。
2022年9月29日
一か月半に渡って行われた国際連携プログラム(ILP)のサマーセッションが終了しました。研究成果発表会では、ファハリさんが糖転移フラボノイドの抗不安作用について発表し、活発な議論を行うことができました。ILPの学生たちと別れるのは寂しいですが、またいつか国際学会などでお会いできるのを楽しみにしています。
2022年9月20日
名古屋大学で開催された研究会(通称:ユニーク会)にて、本研究室の大学院生の池田、河辺、兵頭がポスター発表を行いました。
この会は、あまり知られていないマニアックな生き物」や「生物が持つ、あっと驚く面白い性質」を披露し合う1泊2日の研究会であり、いつもと違ったディスカッションを楽しむことができました。来年は鹿児島開催が予定されているとのこと、今から楽しみです!
2022年9月16日
鹿児島大学連合農学研究科の学位授与式が行われ、本研究室のVo Khanh Linhさんが博士号を授与されました。塩崎研から通算4人目の博士が誕生となりました。おめでとう!!
2022年8月22日
熱帯水産学国際連携プログラム(ILP)が3年ぶりに鹿児島大学水産学部にて開始しました。塩崎研には、インドネシアボゴール大学の大学院生FAHRI SINULINGGAさんが短期研究員として加わりました。楽しく充実したプログラムになるよう、塩崎研一同でサポートしていきたいと思います。
(写真左:FAHRIさん。右は4年生の西田)
2022年7月14日
昨年度まで本研究室の博士課程の学生だったVo Khanh Linhさんの博士論文公開審査会が行われました。コロナウィルスの影響により、ベトナムのVoさんとオンラインで繋いでの審査会となりましたが、これまでの研究成果を発表し、立派に質疑応答を終えました。
2022年7月8日
本研究室の論文「Ninjinyoeito improves social behavior disorder in neuropeptide Y deficient zebrafish」がFrontier of Pharmacology誌に受理されました。博士課程学生の河辺が中心になって行った研究です。
神経ペプチドYノックアウトゼブラフィッシュ(NPY-KO)は他のゼブラフィッシュに対する社交性の低下を示しますが、漢方薬人参養栄湯を投与すると、その社交性が野生型と同程度まで回復することを明らかにしました。さらにその働きとして、HPA軸やSAM軸の活性化を抑制しており、人参養栄湯に含まれる有効生薬についても同定に成功しました。
Kawabe, M., Nishida, T., Horita, C., Ikeda, A., Takahashi, R., Inui, A., Shiozaki, K. Ninjinyoeito improves social behavior disorder in neuropeptide Y deficient zebrafish. Front. Pharmacol. 13, 905711, 2022
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphar.2022.905711/abstract
2022年7月7日
本研究室の論文「Alteration of the neuronal and glial cell profiles in Neu1-deficient zebrafish」がGlycoconjugate Journal誌に受理されました。博士課程学生の池田が主になって行った研究です。
Neu1欠損ゼブラフィッシュ(Neu1-KO)に情動行動の異常が起こることは報告済みですが、その原因については不明なままでした。本論文では、Neu1-KOにミクログリアにシアロ複合糖質が蓄積すること、さらにそれがアストロサイトの活性化を引き起こすこと、また神経変性がKO特異的に認められることを明らかにしました。似たような現象はヒトの発達障害においても認められることから、Neu1-KOのADHDモデルとしての利用も期待されます。
Ikeda, A., Yamasaki, C., Kubo, Y., Doi, Y., Komamizu, M., Komatsu, M., Shiozaki, K. Alteration of the neuronal and glial cell profiles in Neu1-deficient zebrafish. Glycoconj. J. 39, 499-512, 2022.
https://doi.org/10.1007/s10719-022-10074-8
2022年6月24日
甲南高校で行われた「SSH:研究を知る講座」にて、本研究室の塩崎が1年生を対象に講義を行いました。
講義では、創薬研究におけるゼブラフィッシュの可能性、解析方法、塩崎研で樹立したヒト疾病モデルゼブラフィッシュの紹介、および臨床薬への応用についてお話しさせてもらいました。
少し難しい内容だったかもしれませんが、少しでも興味を持ってくれた学生さんがいると嬉しいですね。いつか塩崎研で一緒に研究する日が来るかもしれません。
2022年6月17日
南日本新聞・かごしまサイエンスカフェノート「オセモコ」に、塩崎研究室のゼブラフィッシュを使った創薬研究についての紹介記事が掲載されました。
小学生にも研究の内容が分かるよう、噛み砕いた表現と分かりやすいイラストを使って説明しています。この記事をきっかけに、科学技術に興味を持つ小学生が増えてくれたら嬉しく思います。
2022年6月6日
Gene誌に本研究室の論文「Neu1 deficiency increases the susceptibility of zebrafish to Edwardsiella piscicida infection via lysosomal dysfunction」が受理されました。今年3月に大学院を修了した佐橋が主になって行った研究です。
この論文では、Neu1欠損ゼブラフィッシュにおいて病原菌E. piscicidaの感染性が高くなること、その理由としてマクロファージのリソソームにシアロオリゴ糖が蓄積するためにリソソーム機能が低下すること、を報告しています。
Sahashi, D., Kubo, Y., Ishii, M., Ikeda, A., Yamasaki, C., Komatsu, M., Shiozaki, K.
Neu1 deficiency increases the susceptibility of zebrafish to Edwardsiella piscicida infection via lysosomal dysfunction. Gene. 836, 146667, 2022
2022年5月23日
鹿児島大学が保護者向けに発行する広報誌「鹿大だより」の第39号に、本研究室の河辺の研究内容が紹介されました。(学年は取材当時)
ある学生の1日と題して、博士課程の学生がどのような1日を過ごしているのかが記されています。鹿児島大学ホームページから読むことができますので、ぜひご一読下さい。
鹿大だより(第29号)
http://www.kagoshima-u.ac.jp/about/202204dayori29.pdf
なお、本取材の「取材のウラ側」動画も鹿児島大学のYouTubeチャンネルに掲載されています。
https://www.youtube.com/watch?v=qp4w0PtMCB8&list=PLECUWFXwkMifLkDg6EmYXvUDQrXl5qET_
2022年5月17日
塩崎研究室が「海と日本PROJECT in 鹿児島推進パートナー」に登録されました。「食と健康」を通じて、鹿児島の海を盛り上げていくという独自の取り組み、というのが我々の活動内容です。
「海と日本プロジェクト」:次世代を担う子どもや若者を中心として多様な人が海への好奇心を持ち、行動を起こすムーブメントをつくることを目指し、海の日が20回目を迎える2015年を機に始まりました。鹿児島における海に関係する諸団体とともにこのプロジェクトを「海と日本PROJECT in 鹿児島」として、鹿児島の海について多くの情報発信や取り組みを行います。
2022年4月23日
MBCラジオ「RADIO BURN+」に、本研究室の池田と塩崎がゲストとして出演しました。
今回の番組テーマは「学び」ということで、社会人大学院生として研究に励む池田さんの日常や研究内容が紹介され、研究室や研究についてトークを行いました。生放送で30分の出演でしたが、研究の魅力が少しでも伝われば幸いです。
2022年4月21日
本研究室を今年3月に修了したのTran Thi Nhungさんの論文「 Involvement of N-acetylneuraminate cytidylyltransferase in Edwardsiella piscicida pathogenicity」が、Fish and Shellfish Immunology誌に受理されました。
複合糖質のシアリル化のドナー分子であるCMP-シアル酸の合成酵素(CSS)が、魚病細菌Edwardsiella piscicidaの病原性を亢進させる原因遺伝子であり、このCSSが活性化することで、E. piscicidaの接着能や運動能など形質を助長することを明らかにした研究内容です。
Tran, TN., Vo, KL., Komatsu, M., Shiozaki, K. Involvement of N-acetylneuraminate cytidylyltransferase in Edwardsiella piscicida pathogenicity. Fish Shellfish Immunol. 124, 534-542, 2022.
https://doi.org/10.1016/j.fsi.2022.04.033
2022年4月7日
日本応用糖質科学会誌「応用糖質科学」の第12巻1号(2022)に、本研究室の河辺らによる受賞報告記事が掲載されました。
河辺らは、”神経ペプチドノックアウトゼブラフィッシュをうつ病の疾病モデルとして使用し、糖転移ヘスペリジンがその不安行動を抑制する”ことを昨年9月の応用糖質科学会にて発表し、その研究成果が認められ、優秀ポスター賞を受賞しました。現在本研究室では、そのメカニズム解明に取り組んでいます。
河辺ももこ、堀田千穂子、西田拓未、久保友理奈、小松正治、塩﨑一弘:
疾患モデルゼブラフィッシュを用いた糖転移ヘスペリジンの抗不安活性解析(2021年度大会ポスター賞発表報告). 応用糖質糖質科学. 12, 40-48, 2022
2022年4月1日
本学部の内匠先生の論文「Eel serum synergistically enhances growth of fish cell line GAKS」が鹿児島大学水産学部紀要に掲載されました。本研究室の塩崎が共同研究者となっています。
Takumi, S., Komatsu, Y., Domen, Y., Sumizawa, T., Shiozaki, K., Ishikawa, M., Komatsu, M., Hayashi, S., Yamada, S.
Eel serum synergistically enhances growth of fish cell line GAKS.
Mem. Fac. Fish. Kagoshima Univ. 70, 1-8, 2022.
2022年3月25日
鹿児島大学卒業式・修了式が行われました。卒業式では、本研究室の堀田が水産学部の総代として学位記を学長より受け取る大役を務めました。
この春、塩崎研を卒業する学生は計7名です。研究生活を共にしてきた仲間と離れるのはとても寂しいですが、これまでの経験や知識が今後の人生で少しでも役に立てば嬉しく思います。
たまにはお土産もって遊びに来てください!
お待ちしております。
2022年3月17日
3月15日から18日まで開催されました日本農芸化学会2022大会にて、本研究室の竹野が研究発表を行いました。漢方薬人参養栄湯の抗不安作用を不安モデルゼブラフィッシュを用いて評価し、そのメカニズムについての発表です。
多くの方が見に来てくださり、有意義なディスカッションを行うことができました。ありがとうございました。
2022年3月17日
国分高等学校にて、塩崎が「水生生物からのDNA抽出と遺伝子解析」について研究指導を行いました。
2回目の研究指導になりますが、今回も高校生の皆さんは積極的に実験に取り組んでおり、あっという間に技術を会得していました。今後の研究成果が楽しみです。
2022年2月28日
日本学術振興機構の科学研究費助成事業(科研費)の基盤研究(B)に、「魚類特異的に認められる核シアロ複合糖質リモデリングの存在意義の解明」が採択されました(22H02436)。
この課題は、スズキ目で発見された核局在型シアリダーゼの生理機能を明らかにし、魚類における核複合糖質の謎を解明するのが目的です。塩崎研にとっては、初の基盤(B)の採択になりました。
2022年2月25日
食品と科学 vol.64 No3(2022)に、研究レポート「機能性研究におけるゼブラフィッシュの活用~第3の実験動物として~」が掲載されました。本研究室の塩崎が、ゼブラフィッシュを実験動物に用いることの利点について解説しています。
2022年2月22日
鹿児島大学大学院応用生命科学専攻連合農学研究科応用生命科学専攻の分野別セミナーが開催されました。
本研究室からは、池田が「Neu1シアリダーゼ欠損ゼブラフィッシュにおける発達障害様行動とその作用メカニズムの解明」、河辺が「神経ペプチドYノックアウトゼブラフィッシュを用いた漢方薬の抗不安・社会性改善効果の解析」のタイトルで発表を行いました。
どちらの発表に対しても連大の先生方から多くの質問をいただき、大変感謝しております。
2022年2月18日
卒論研究発表会が開催されました。今年も新型コロナウイルスの影響により、食品生命科学分野は研究室毎の開催となりました。
本年度の塩崎研は、「フラボノイド誘導体の抗不安作用(堀田)」「Neu1ノックアウトゼブラフィッシュの情動変化とそのメカニズム(山崎)」「双節型NLSを有する魚類シアリダーゼの性状解析(兵頭)」の3名の学生が発表を行いました。
研究室内での発表でしたが、その代わりに発表時間12分+質疑15分と、とても充実した発表スケジュールを組むことができました。努力は裏切りませんでしたね!お疲れさま。
2022年1月31日
農林水産学研究科食品創成科学専攻(水産系)の修士論文発表会が開催されました。本研究室からは、竹野、佐橋、Nhungの3名が2年間の研究成果について発表し、活発な質疑応答が行われました。
新型コロナウイルスの影響により、対面/Zoomのハイブリッド開催でしたが、皆様のご協力により無事に発表会を終えることができました。ありがとうございました。
2022年1月26日
本研究室のVo Khanh Linhさんの論文「Enhancement of Edwardsiella piscicida infection, biofilm formation, and motility caused by N-acetylneuraminate lyase」が、Glycoconjugate Journal誌に受理されました。
シアル酸代謝に関係する酵素NALが、魚病細菌E. piscicidaの病原性を促進すること、またそのメカニズムを明らかにした内容です。
Vo, KL., Tran, TN., Kubo, Y., Sahashi, D., Komatsu, M., Shiozaki, K.
Enhancement of Edwardsiella piscicida infection, biofilm formation, and motility caused by N-acetylneuraminate lyase.
Glycoconj. J. 2022, in press
2022年1月5日
農学部国際食料学特別コース2年のオム・ジファンさんが塩崎研究室に加入しました。塩崎研にとって、初めての韓国からの留学生です。ようこそ!